東京都中央区といえば銀座や日本橋といった古くから栄えてきた一大商業都市です。
有名デパートや高級ブランドが建ち並ぶ一方、日本の中央として企業の本社がたくさん集まっているエリアでもあります。
中央区にはどのような業種が多いのか、またエリア別でみたオフィスの賃料相場をご紹介します。
中央区のオフィスを検討している方へ～業種について～
中央区は、観光業や金融業をはじめ、基本的に商業系の企業が多くなっています。
明治時代に建てられた建物に、大手銀行の本店が入居しており、兜町には証会社が密集しています。
また築地もあるので、水産業も発展しており、倉庫や工場も多く残っています。
ジャンルは多岐に渡りますが、総じて外国人観光客が多く、活気のある企業が入居しているのが中央区の特徴です。
貸事務所・賃貸オフィスを借りるのであれば、これらのエリアの特性をみて検討することをおすすめします。
オフィス街の中でもアクセスが便利で需要と供給のバランスが取れた中央区は、今後も注目されるエリアといえるでしょう。
中央区のオフィスの賃料相場について～エリア別～
中央区は各エリアによって、さまざまな企業や業種が入っており、それぞれの特性と雰囲気によって賃料相場が変わります。
代表的な5つのエリアについて紹介します。
①八重洲・京橋・日本橋エリア
東京駅や日本橋駅周辺です。再開発エリアのため、国際的な企業が多く入居しています。
坪単価は2万円前後で、小規模のオフィスが多く、200坪以上の大型オフィスは坪単価が4万円弱とかなり跳ね上がります。
②銀座エリア
企業イメージがよく、美容系やブライダル関連の企業が入居しています。
坪単価は2.4万円前後で坪数によって大きな変化はありません。
③三越前・新日本橋エリア
老舗の商店や歴史の長い企業が多く、室町付近は再開発エリアのため、複合施設が竣工しています。
坪単価は1.7万円前後で、オフィスの物件数はあまり多くないといえるでしょう。
④築地・八丁堀・茅場町エリア
東京や銀座に近い割に賃料相場が低いため、賃料を抑えたい事業者におすすめのエリアです。
坪単価は1.5万円前後で、オフィスの物件数はあまり多くないですが、大型テナントの坪単価は近隣エリアに比べると格安といえるでしょう。
⑤小伝馬町・人形町エリア
老舗の商店や歴史ある企業が多く、賃料相場も低いため、賃料を抑えたい事業者におすすめのエリアです。
坪単価は1.4万円前後で、30坪前後の小規模のオフィスが多いです。
中央区のオフィスの賃料相場について～坪数別～
坪数別で見ると、20坪～30坪前後の小規模のオフィスは坪単価1.4万円からとなっています。
ただし銀座は2.4万円と格段に高くなります。
一方100坪以上の大型オフィスは坪単価1.6万円からとなっています。
エリアによってばらつきがあり、銀座や日本橋は高く、築地は安く借りられます。
まとめ
東京都中央区といっても、エリアによって特性があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
まずは自社の業種と似た会社が多く集まっているエリアの事務所を借りることをおすすめします。
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