最近は働き方改革という言葉を盛んに耳にする事が増えてきましたね。
未だに、社会人にとっては毎日会社に出社して同じ席に座り、会議や打ち合わせは会議室を使うというのが主流ですよね。
しかしそんな中で、働き方改革と共にオフィスの新しい形が現れてきているのをご存じでしょうか?
その一つにアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)というものがありますが、今回はそのメリットとデメリットをご紹介します。
アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)とは
働き方改革が進み、時間や場所にとらわれず働ける「リモートワーク」や「フリーアドレス制」といった新しい形が浸透してきています。
そのような働き方の一つに「アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)」というものがあります。
欧米を中心にオフィスの新しい形として増えてきている" ABW"は、部屋やデスクを自らで選択して働く事を言います。
いわば、「自分の仕事内容」に合わせて「環境を作る事が出来る」ということですね。
<フリーアドレス制との違い>
フリーアドレス制も自分の席が決まっていないという点で、似たような用語となっています。
フリーアドレス制は「オフィス内」の席であればどこを選んでも良く、会議や打ち合わせ以外の時間を選んだ席で過ごすのが一般的です。
そのため、裏を返せば席を選ぶ際に、「誰の隣に座るか」ということに終始する事が多いとも言えます。
一方でアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)は席だけではなく、仕事の内容に合わせて場所を選ぶというのがフリーアドレス制との違いです。
例えば一人で集中したいときのための個室や、チームでの作業をする場合のソファテーブル、気分転換にもなるスタンディングデスクなどから場所を選ぶことになります。
アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)のメリットとデメリット
席だけではなく、仕事内容によって場所を選ぶことができるシステムは魅力的ですが、メリットとデメリットがあります。
実際に導入する場合にはどちらも考慮する必要があるため、参考にしてみてください。
<ABWのメリット>
毎日決まった席で仕事をすると集中力が途切れてしまったり、近くの席の同僚の声が気になってしまったりすることもあります。
一方で席が決まっていないABWでは、作業に集中できる環境を作ることができるため生産性が上がるといえるでしょう。
またモチベーションアップやワークライフバランスの工場もメリットといえます。
<ABWのデメリット>
ABWには、たくさんのメリットがある一方でデメリットもあります。
席や場所を選んで仕事をするため、上司や同僚に相談したいときに居場所が分からずコミュニケーションが取りづらくなることが考えられます。
また個人での作業が増えることで、会社やチームへの帰属意識が低下してしまう可能性も。
二つのデメリットの対策として、決められた日数は自分の席で働くようにしたり、チームごとの専用スペースを作ったりすると良いかもしれません。
まとめ
今回は、オフィスの新しい形として、アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)という制度をご紹介しました。
フリーアドレス制との違いとして、仕事内容に応じて働く場所を選べることがあげられます。
ABWの導入にはメリットとデメリットがあるため、どちらも考慮して判断すると良いかもしれません。
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