今日から出来る健康な身体づくり
疲れがたまると腰が痛くなる、肩が痛くて上がらない、階段で膝や股関節が痛いなど、病院に行くまでではないけど、だるさや痛みを抱えていませんか?
実はその身体は病気にまでならなくても、身体からSOSが出ている状態です。そのSOSを放置しているのは、火種を放置しているようなものです。
自身の習慣を見直し、今日から健康な習慣を身につけていきましょう。
健康な身体づくりとは?
健康な身体づくりや健康な習慣と聞くと、
〇〇を食べるだけで健康、〇〇をつけるだけで健康!などを期待しませんでしたか?
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忙しくて掃除をする時間がない
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移動するのに速く行ける方法はないか
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家にいながら仕事ができないか
これは人がより快適な生活を求めて生活を発達させていった素晴らしい発展です。
より楽に健康を求める気持ちも分かるのですが、ただ、楽な生活と引き換えに人にとって重要な機会が奪われてしまっています。
その機会が減少することで、人に元々備わっていた機能が低下し、運動機能の低下、肥満、生活習慣病、痛みやコリ、冷えなどを抱えている方が増えてしまっています。
奪われた機会とは「歩く」ということです。
昔は移動距離で1里から4里(4kmから16km)くらいまでは歩いていこうと判断したといいます。しかし、現代では1km、10分程度の距離があると、乗り物に乗るかどうか迷うそうです。
健康のためには1日1万歩歩きましょう!
このフレーズは誰しもが知っていることですが、実施している方は男性で29.2%、女性で21.8%(国民栄養調査より)と低水準となっております。
健康になる方法は分かっているけど、健康に当たり前の歩くことすら大変な世の中になってしまっているのです。
歩くことで足から全身へと動きが伝わり各関節の筋肉が働き、その筋肉の働きによって血液が全身に新鮮な酸素や必要なエネルギーを運ぶ機能が備わる人にとって、歩きの機会を失うことはこの機能が働かなくなるということです。
筋肉にスイッチが入らず、血液循環が滞り、コリや痛みが生じ、新鮮な酸素やエネルギーが脳へ回らないことによる集中力低下やパフォーマンスの低下など、体の機能を維持していた人にとって、健康を維持できない状態にまで機能が低下しています。
機能は使われなくなると、必要としていた能力、性能が鈍っていきます。
歩かなくなる→機能が低下する→痛みやコリ、むくみ、肥満、病気など悩みがどんどん増えるという悪循環を辿ってしまいます。
そこで、まずは歩くことを日常に取り入れ、本来の機能を呼び起こしていきましょう。
歩くことのメリット
歩くことのメリットには、
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血液循環が良くなる
・
筋肉や内臓、脳が活性化する
・
全身運動になる
・
日常で取り入れやすい
などがあります。
歩きは日常生活でも取り入れやすい運動の一つです。
無理なく日常生活の中で歩く時間を増やせるか考えていきましょう。
歩きのポイント
歩きの主なポイントは、3つあります。
①
時間や距離を決めて歩く
まずは15分と時間を決めて歩くようにしましょう。20分歩けるようになったら1回で30分を目標に時間を伸ばしていきましょう。また、少し息が上がるくらいの早歩きで歩くと心肺機能も鍛えることができます。
②
1時間座ったら1回歩く習慣を作る
同じ姿勢を長時間とることで、筋肉のアンバランスを引き起こしコリや痛みの原因となります。1時間ごとに歩くことで、姿勢の崩れの予防、リフレッシュにも効果的です。
③
小まめに歩く習慣を作る
エスカレータよりも階段、歩きで行ける距離であれば歩くなど移動手段を見直してみましょう。
歩いて痛みが出る場合は身体の機能が低下している可能性があります。
症状を悪化させる前に専門家に相談しましょう。
ご興味のある方はこちら
日常で無理なくできるタイミングを見つけることが大切です。
歩く機会を失われた現代なので、健康に当たり前のことすら大変な世の中です。意識して取り組んでいきましょう。