近年、賃貸オフィスのなかでも「セットアップオフィス」と呼ばれる物件が注目を集めています。
賃貸オフィス契約をご検討中の方のなかにも、セットアップオフィスについて興味を持たれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向け、この記事では、セットアップオフィスとは何か、そのメリット・デメリットとともに解説します。
賃貸オフィスの一種「セットアップオフィス」とは?
通常の賃貸オフィスは、部屋のみの貸し出しとなるため、内装やオフィス家具は借りた側が用意しなければなりません。
そうした通常の賃貸オフィスに対し、オフィスとしてすでに完成された状態で貸し出される物件のことを、セットアップオフィスと言います。
たとえば、会議室や応接室、受付など、オフィスに必要な内装や基本的な家具が用意されています。
また、物件によっては、社員向けのラウンジコーナーや屋上の使用も可能です。
賃貸オフィス契約でセットアップオフィスを選ぶメリット・デメリット
セットアップオフィスのメリットとしてまず挙げられるのは、オフィス稼働までの時間を短縮できることです。
セットアップオフィスの場合、オフィスを稼働するために企業がおこなうべきことは、電化製品の配線関連と、日用品や備品の持ち運び程度です。
内装業者を選んだり、レイアウトを決めたりするなどの手間がかからないため、必要最低限の時間でオフィスを稼働できます。
また、セットアップオフィスには、おしゃれで機能性に優れた物件が多くあり、トイレや給湯スペースなどの共有部分も、きれいな状態であるケースがほとんどです。
おしゃれで清潔感のあるオフィスは、社員のモチベーションアップや生産性の向上にもつながるでしょう。
ただし一方で、理解しておかなくてはならないデメリットもいくつかあります。
まず、賃料が相場のおよそ1.5倍~1.7倍と、どうしても割高になってしまううえ、この賃料は契約期間中ずっと変わりません。
さらに、いちから内装を考える必要がないぶん、自由度は当然ながら低くなります。
独自のカラーがある企業や、内装に強いこだわりがある企業にとっては、不向きな物件と言えるでしょう。
まとめ
セットアップオフィスとは、すでにオフィスとして完成された状態で貸し出すオフィスのことです。
内装に強いこだわりがなく、なるべく早めにオフィスを稼働したい企業には、大変おすすめの物件です。
貸事務所・賃貸オフィス契約をする際は、ぜひ候補のひとつとして、セットアップオフィスを検討してみてはいかがでしょうか。
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