大きな自然災害が頻発している昨今では、貸事務所・賃貸オフィスを借りる際に防災対策を講じておくことが大切です。
その一環として、自身や従業員が被災時に使う物資の備蓄が推奨されています。
今回は貸事務所・賃貸オフィスの契約を検討されている方に向け、備蓄の必要性のほか、揃えたい物資の種類や量の目安をご紹介します。
賃貸オフィスを借りる際に押さえたい備蓄の必要性
被災時には近隣地域に避難所が設けられるものの、そこに必要な物資もあるとは限りません。
食糧や水など多少の備えはもちろんありますが、物資の種類や量が足りないことも多いのです。
必要物の購入は、平時には近所のスーパーマーケットやコンビニできますが、被災時には難しいです。
被災によって商店の建物が崩れていたり、周辺地域で停電や断水が起きていたりして、開店しないこともよくあります。
仮に商店は営業していても、道路の寸断によりお店までたどり着けなかったり、商品がすでに売り切れていたりすることも珍しくありません。
被災時には物流も混乱しやすく、食糧や日用品の配送が滞ることも多いです。
商品が一度売り切れるとなかなか補充されないので、近隣のお店が無事でも平時のように買い物できるとは限らないのです。
被災地に送られてくる支援物資も、届くまでには少し時間がかかります。
以上のことから、数日間はしのげるだけの備蓄は、自社でしっかり用意しておかないといけません。
賃貸オフィスを借りる際に何を備蓄すべき?種類や量の目安
備蓄すべき物資の種類は、たとえば以下のものです。
●食糧、水
●簡易トイレ
●医療品
●給水袋
●電気で動くコンロやポット
●懐中電灯、乾電池
●ライター
●充電式ラジオ
●毛布、タオル、体を拭くシート
●カイロ
●生理用品
●マスク
●ヘルメット
食糧はレトルトや缶詰、クラッカーなど、調理せずにそのまま食べられるものを選んでください。
医療品は、主な市販薬のほか、絆創膏・ガーゼ・包帯など、被災時に病気やケガの応急処置ができるものを揃えましょう。
給水袋とは、給水車からの水を溜める容器のことです。
備蓄していた水だけでは足りないことが多いので、給水車で補給できるよう、容器もあわせて揃えてください。
これら備蓄のうち、食糧や水、簡易トイレなどの消耗品は、最低でも3日分は用意しておくのが目安です。
それ以上の日数をしのげる量を揃えても、もちろん構いません。
いずれにしても社員が複数人いる事業所では、人数分の備蓄を想定した日数分揃える必要があるのでご注意ください。
まとめ
災害が頻発している昨今では事業所での防災対策が欠かせず、賃貸オフィスを借りる際にも備蓄を作るのがおすすめです。
食糧や水、簡易トイレといった生活に必要なものを社員の人数分揃え、最低でも3日は凌げる体制を整えることが大切です。
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