- 事務所物件の探し方やポイントを知りたい方
- 初めての事務所物件探しで、何から始めたら良いかわからない方
- 事務所物件探しで失敗したくない方
- 事務所物件の探し方3ステップ
- 最適な事務所物件の探し方
- 「事業用不動産のプロ」が薦める事務所物件探しのコツ
- 1.事務所物件の探し方3ステップ
- 1−1.ステップ1.事務所物件の希望条件を決める
- 1−2.ステップ2.事務所物件情報サイトで情報収集する
- 1−3.ステップ3.不動産業者に問い合わせ物件を確認する
- 2.最適な事務所物件の探し方(条件の決め方)
- 2−1.事務所物件の種類を決める
- 2−2.エリアを決める
事務所物件の探し方3ステップ
-
1.事務所物件の希望条件を決める
2.物件情報サイトで情報収集する
3.不動産業者に問い合わせ、現地を確認する
ステップ1.事務所物件の希望条件を決める
- 事務所物件の種類
- エリア
- 予算
- 広さ
- 設備内容
※条件の決め方やポイントについては、本記事の最適な事務所物件の探し方(条件の決め方)にて詳しく解説しています。
ステップ2.事務所物件情報サイトで情報収集する
- エリア特性・賃料相場・平均的な設備内容などの知識がつく
- 現地の写真・動画・地図などを事前に確認でき、理想の物件像が具体的になる
物件情報サイトの効率的な使い方
- 1.希望のエリアだけで絞り込み、エリア内のおおよその賃料相場や募集状況を把握する
- 2.ステップ1で決めた希望条件をできるだけ全て含むように「条件絞り込み」を 行う
- 3.ヒットする物件が少ない場合は、優先順位の低い順に「条件絞り込み」から外し、都度ヒットした物件を確認する
- 4.気になった事務所物件をメモやお気に入り登録などで控えておく
ステップ3.不動産業者に問い合わせ物件を確認する
- 1.ピックアップした物件を確認する
プロと一緒に物件を確認することで、以下についてアドバイスをもらえるため、 「自社にとってふさわしい事務所物件か?」について適切な判断ができます。 - 2.プロと一緒に物件を探す
事務所物件情報サイトには掲載されていない物件に出会える可能性もあります。 そのため、ピックアップした物件にこだわらず、プロと一緒に探すこともおすす めです。
- 希望条件や理想の物件に対して深掘りした上で、より良い物件に出会い、選べるようなアドバイスをもらえる
- 契約前に確認すべきポイントを教えてくれる
- オーナー側に予算面・条件面の調整もしてくれる など
事務所物件を確認するときのポイント
1. 部屋(専有部分)の確認 |
---|
a. 実際の広さやデッドスペースの有無 b. 部屋の広さやデッドスペースの有無 c. 照明・空調・トイレ・電気・ネット回線などの設備の状況 d. OAフロアの有無・新設可否 |
2. エントランス・共用部分の確認 |
a. エントランスの管理状況・デザイン・印象 b. エレベーターの有無 c. 喫煙所の有無 d. ゴミの処理方法 e. 各共用部分(エレベータ・階段・ゴミ置き場・廊下など)の清潔さや管理状況 |
3. 周辺環境の確認 |
a. コンビニ・飲食店・メインバンクの支店やATM・郵便局・役所は近いか b. 最寄り駅からの道のり c. 周辺の治安・夜間の明るさ・街灯 |
4. その他 |
a. 他テナントの入居状況・業種 b. 1階入居テナントのイメージ・印象・使い勝手(大手チェーンのカフェなどがあると便利など) |
1. 部屋(専有部分)の確認 |
---|
a. 実際の広さやデッドスペースの有無 b. 部屋の広さやデッドスペースの有無 c. 照明・空調・トイレ・電気・ネット回線などの設備の状況 d. OAフロアの有無・新設可否 |
2. エントランス・共用部分の確認 |
a. エントランスの管理状況・デザイン・印象 b. エレベーターの有無 c. 喫煙所の有無 d. ゴミの処理方法 e. 各共用部分(エレベータ・階段・ゴミ置き場・廊下など)の清潔さや管理状況 |
3. 周辺環境の確認 |
a. コンビニ・飲食店・メインバンクの支店やATM・郵便局・役所は近いか b. 最寄り駅からの道のり c. 周辺の治安・夜間の明るさ・街灯 |
4. その他 |
a. 他テナントの入居状況・業種 b. 1階入居テナントのイメージ・印象・使い勝手(大手チェーンのカフェなどがあると便利など) |
最適な事務所物件の探し方(条件の決め方)
- 事務所の種類を決める
- エリアを決める
- 予算を決める
- 広さを決める
- 設備内容を決める
事務所物件の種類を決める
事務所物件の種類 | 特徴 | こんな人・企業向け |
オフィスビル | ●1つのビルに複数の企業が事務所としての用途で入居している ●駅近エリアやオフィス街に多い ●関係者以外立ち入り禁止のケースも多い |
●従業員50人以上で比較的規模が大きい企業 ●大企業 |
雑居ビル | ●1つのビルに事務所以外の飲食店・小売店・美容室などの多様な業種が入居しているケースがある。 ●駅近エリアやオフィス街・住宅街に多い ●基本的には誰でも立ち入り可能 |
●従業員数50人以下の中小企業 ●スタートアップ企業 ●資料や収納物が多い個人事業主 |
事務所利用可能なマンション/アパート | ●事務所利用が認められているマンションやアパートの一室を事務所として利用する ●住宅街に多い ●他の部屋に住む住人の出入りがある |
●従業員数が10人以下の小規模企業やスタートアップ企業、個人事業主向け |
事務所物件の種類 | 特徴 | こんな人・企業向け |
オフィスビル | ●1つのビルに複数の企業が事務所としての用途で入居している ●駅近エリアやオフィス街に多い ●関係者以外立ち入り禁止のケースも多い |
●従業員50人以上で比較的規模が大きい企業 ●大企業 |
雑居ビル | ●1つのビルに事務所以外の飲食店・小売店・美容室などの多様な業種が入居しているケースがある。 ●駅近エリアやオフィス街・住宅街に多い ●基本的には誰でも立ち入り可能 |
●従業員数50人以下の中小企業 ●スタートアップ企業 ●資料や収納物が多い個人事業主 |
事務所利用可能なマンション/アパート | ●事務所利用が認められているマンションやアパートの一室を事務所として利用する ●住宅街に多い ●他の部屋に住む住人の出入りがある |
●従業員数が10人以下の小規模企業やスタートアップ企業、個人事業主向け |
近年ではDXの進歩や働き方の変化に伴い、複数の企業や個人事業主が利用できる「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」、専有のオフィススペースを貸し出す「レンタルオフィス」などのオフィスサービスも普及しています。
賃貸物件を借りるよりも費用が抑えられる可能性があるため、フリーランスの方やスタートアップ企業の方は検討してみてはいかがでしょうか。
エリアを決める
1 .ビジネスに合ったエリアを選ぶ |
---|
同業他社や自社との取引が見込まれる業者が集積しているエリアを選べば、販路の拡大・ビジネスの効率化に繋がります。 例:渋谷→IT企業やスタートアップ企業が集まる 日本橋→証券会社が集まる など |
2 . 企業や事業のブランディングに合わせて選ぶ |
ブランディングに合わせてエリアを選べば、自社や自社が提供するサービスの認知度向上、社員のモチベーションアップなどビジネスの成長に良い影響を与えます。 例:銀座=高級志向 原宿=若者向けのサービス など |
3 . 企業や事業のブランディングに合わせて選ぶ |
ブランディングに合わせてエリアを選べば、自社や自社が提供するサービスの認知度向上、社員のモチベーションアップなどビジネスの成長に良い影響を与えます。 例:銀座=高級志向 原宿=若者向けのサービス など |
4 . 住宅街かオフィス街かを選ぶ |
両者で特徴が異なるため、事業内容やワークスタイルなどに合わせて選びましょう。 ●住宅街:比較的閑静で落ち着いており、賃料が抑えられる傾向にある ●オフィス街:飲食店や商業施設が多く活気があり、賃料相場が高い傾向にある |
5 . 従業員の自宅や取引先からの交通アクセスを考慮して選ぶ |
従業員の自宅からの交通アクセスが良ければ、「交通費の削減」「通勤時間の短縮」「働きやすさの向上」、取引先からの交通アクセスが良ければ「ビジネス機会の増加」「取引のしやすさの向上」などにつながります。 |
6 . エリア別の賃料相場を確認して選ぶ |
坪単価(1坪あたりの賃料)を基準に検討エリアの賃料相場は大きく異なるため、予算と照らし合わせてエリアを選びましょう。 例:港区新橋・汐留・虎ノ門エリア:18,826円/坪 渋谷区渋谷・原宿エリア:24,702円/坪 |
1. ビジネスに合ったエリアを選ぶ |
---|
同業他社や自社との取引が見込まれる業者が集積しているエリアを選べば、販路の拡大・ビジネスの効率化に繋がります。 例:渋谷→IT企業やスタートアップ企業が集まる 日本橋→証券会社が集まる など |
2. 企業や事業のブランディングに合わせて選ぶ |
ブランディングに合わせてエリアを選べば、自社や自社が提供するサービスの認知度向上、社員のモチベーションアップなどビジネスの成長に良い影響を与えます。 例:銀座=高級志向 原宿=若者向けのサービス など |
3. 企業や事業のブランディングに合わせて選ぶ |
ブランディングに合わせてエリアを選べば、自社や自社が提供するサービスの認知度向上、社員のモチベーションアップなどビジネスの成長に良い影響を与えます。 例:銀座=高級志向 原宿=若者向けのサービス など |
4. 住宅街かオフィス街かを選ぶ |
両者で特徴が異なるため、事業内容やワークスタイルなどに合わせて選びましょう。 ・住宅街:比較的閑静で落ち着いており、賃料が抑えられる傾向にある ・オフィス街:飲食店や商業施設が多く活気があり、賃料相場が高い傾向にある |
5. 従業員の自宅や取引先からの交通アクセスを考慮して選ぶ |
従業員の自宅からの交通アクセスが良ければ、「交通費の削減」「通勤時間の短縮」「働きやすさの向上」、取引先からの交通アクセスが良ければ「ビジネス機会の増加」「取引のしやすさの向上」などにつながります。 |
6. エリア別の賃料相場を確認して選ぶ |
坪単価(1坪あたりの賃料)を基準に検討エリアの賃料相場は大きく異なるため、予算と照らし合わせてエリアを選びましょう。 例:港区新橋・汐留・虎ノ門エリア:18,826円/坪 渋谷区渋谷・原宿エリア:24,702円/坪 |
予算を決める
1. 月々の賃料+共益費の予算
-
月々の賃料+共益費は、売上総利益(粗利)の10%程度を目安に設定するのが平均的*1だとされています。
*1参考:
- ▼初期費用の内訳と費用の目安
-
保証金または敷金(貸主に対する預け金):
- 小規模オフィス:賃料の3ヶ月〜6ヶ月分
- 大規模オフィス:賃料の6ヶ月〜12ヶ月分
- 保証金償却または礼金:賃料の1ヶ月〜2ヶ月分
※保証金償却は、保証金とは別に用意するものではなく、保証金のうち返還されないものを指します - 前家賃:契約開始当月分の日割り賃料+賃料1ヶ月分(契約開始翌月分)
- 仲介手数料:賃料の1ヶ月分
- 保証会社加入料:賃料の0.5ヶ月〜1ヶ月分
- 火災保険料:2万〜3万円
上記より、トータルでかかる初期費用の目安は、小規模オフィスで賃料の約8ヶ月分〜約12ヶ月分、大規模オフィスで賃料の約10ヶ月分〜15ヶ月分程度が目安となります。
広さを決める
- 執務室の広さは、従業員1人あたり2〜3坪を基準にする。広めのスペースを取りたい場合は、1人につき5坪程度に設定する
- 会議室・待合室・休憩室などが必要な場合は、必要な広さを決めておく
- 今後採用予定の従業員数や、導入予定の設備に関しても考慮する
設備内容を決める
- 空調設備の有無・配置・性能
- インターネット回線速度・光ファイバーの有無
- 電気容量
- 電源プラグの有無・配置
- OAフロアの有無
- セキュリティ設備の有無・性能
- 電話回線数
- 給湯設備の有無・配置
- トイレの数・位置・男女別かどうか
- 駐車場の有無
【必見】プロが薦める!事務所物件探しのコツ
- オフィス賃貸専門の不動産業者に相談する
- インターネットの情報だけに頼らない
- 街中の募集看板も見てみる
「事業用不動産の賃貸専門」の不動産業者に相談する
事業用不動産の賃貸専門業者 | 住居物件賃貸専門業者 | |
---|---|---|
事務所物件の取引経験 | 豊富な取引経験を持ち、自社のビジネスやニーズに合った、事務所として最適な物件を紹介してくれる | 事務所物件の取引経験が少なく、「自社のビジネスやニーズに合った事務所はどのような物件か」について知見が浅い |
現地で確認すべき事項 | 物件選定時や現地確認時に、事務所として借りるうえで確認すべき事項を教えてくれる | 事務所として機能させるためにどのような設備や条件が必要かについての知見が浅い |
ビルオーナーとの関係性 | ビルオーナーとの関係性が構築されているため、うまく条件交渉してくれ、好条件で契約しやすい | 普段は住宅物件のオーナーとやり取りしているため、ビルオーナーとの関係性は浅く、条件交渉が通りにくい |
事務所物件探しのノウハウ | ノウハウがすでに蓄積されているため、アドバイスを受けることにより物件探しが効率良く、スムーズに進められる | 業者自身も事務所物件の探し方について調べながら進めていくため、時間がかかってしまう |
事業用不動産の賃貸専門業者 | 住居物件賃貸専門業者 | |
---|---|---|
事務所物件の取引経験 | 豊富な取引経験を持ち、自社のビジネスやニーズに合った、事務所として最適な物件を紹介してくれる | 事務所物件の取引経験が少なく、「自社のビジネスやニーズに合った事務所はどのような物件か」について知見が浅い |
現地で確認すべき事項 | 物件選定時や現地確認時に、事務所として借りるうえで確認すべき事項を教えてくれる | 事務所として機能させるためにどのような設備や条件が必要かについての知見が浅い |
ビルオーナーとの関係性 | ビルオーナーとの関係性が構築されているため、うまく条件交渉してくれ、好条件で契約しやすい | 普段は住宅物件のオーナーとやり取りしているため、ビルオーナーとの関係性は浅く、条件交渉が通りにくい |
事務所物件探しのノウハウ | ノウハウがすでに蓄積されているため、アドバイスを受けることにより物件探しが効率良く、スムーズに進められる | 業者自身も事務所物件の探し方について調べながら進めていくため、時間がかかってしまう |