- 条件に合った店舗物件がなかなか見つからず苦戦している方
- 優良な店舗物件の探し方を知りたい方
- 店舗物件の探し方や流れを知りたい方
- 店舗物件の探し方4ステップ
- 優良な店舗物件の探し方2つ
- 店舗物件を探すときの注意点5つ
- 1.「店舗物件の探し方」全体の流れ4ステップ
- 2.ステップ1.店舗の事業計画を立てる
- 3.ステップ2.店舗の事業計画をもとに「物件の希望条件」を決める
- 3−1.出店エリア
- 3−2.予算
- 3−3.居抜き物件orスケルトン物件
- 3−4.広さ
- 3−5.設備
- 4.ステップ3.店舗物件を扱う不動産会社の協力を得て探す
- 4−1.ステップ4.店舗物件を内見する
- 5.優良な店舗物件の探し方2つ
- 5−1.不動産会社と関係性を深める
- 5−2.店舗の開業に詳しい専門家に相談する
- 6.店舗物件を探すときの注意点5つ
- 7.店舗物件の探し方まとめ
「店舗物件の探し方」全体の流れ4ステップ
ステップ1.店舗の事業計画を立てる
- 店舗物件の希望条件(エリア・賃料・広さなど)を決めるときや、複数の物件で悩んだときに、事業計画をもとに判断できる
- 店舗物件のオーナーに事業計画を提出すると、オーナーからの信頼が高まり入居審査に通りやすくなる
事業計画の具体的な項目は、以下を参考にしてください。
- 店舗の業態・コンセプト
- ターゲット・利用シーン・場所
- 商品・サービス提供方法
- 客数・客単価・回転率
- 売上・収益目標
- 固定費(賃料等)・変動費(水道光熱費・人件費等) など
事業計画の作成例を、中小企業基盤整備機構が公開しています。ぜひお役立てください。
▼「カフェ事業」の事業計画作成例はこちら
J-Net21:事業計画書 「自家焙煎珈琲と地元野菜が 豊富な料理を楽しめるカフェ」
▼「小売事業」の事業計画作成例はこちら(ネットショップ展開が主の事業計画です。参考までにご覧ください。)
J-Net21:事業計画書 「素材とデザインにこだわったベビー服の ネットショップ展開」
ステップ2.店舗の事業計画をもとに「物件の希望条件」を決める
2. 予算
3. 居抜きorスケルトン
4. 広さ
5. 設備
出店エリア
- 出店地(〇〇駅、〇〇市など)
- 自分の業種で集客しやすい地域か
- エリアの特徴(駅前・繁華街・オフィス街・住宅街)
それぞれ解説していきます。
出店地(〇〇駅、〇〇市など)
- 店舗のコンセプトとマッチしている
- 店舗のターゲットの集客が見込める
- 競合店舗が少ない
- 交通の利便性が高い
- 治安やイメージが良い
エリアの特徴
エリア | 特徴 |
---|---|
①駅前 | ●朝〜夜間にかけて一定の人通りがあり、賃料が高い。 ●地元の人だけではなく遠方の人も来店しやすい。 ●高い賃料を支払える大手チェーン店などが多い。 |
➁繁華街 | ●飲食店・物販店・美容室・大型店舗など多岐にわたる店舗が集結し、競合性が高い。 ●人通りも多く、賃料が高い。 ●平日・休日問わず人が集まりやすいが、固定客の獲得が難しいこともある。 |
③オフィス街 | ●オフィスが密集しているエリアで、日中や通勤時間帯のビジネスマンの人通りが多い。 ●土日や夜間の人通りは少なく集客が難しい。 ●賃料相場は駅前や繁華街と比較してやや低い傾向にある。 |
④住宅街 | ●人通りは少なく、落ち着いた雰囲気の店が多い。 ●競合性や賃料相場は低いが、駅から遠く集客が難しい。 ●「年配が多い」「高所得層が多い」などの住宅街の特性によっても客層が変わる。 |
エリア | 特徴 |
---|---|
①駅前 | ●朝〜夜間にかけて一定の人通りがあり、賃料が高い。 ●地元の人だけではなく遠方の人も来店しやすい。 ●高い賃料を支払える大手チェーン店などが多い。 |
➁繁華街 | ●飲食店・物販店・美容室・大型店舗など多岐にわたる店舗が集結し、競合性が高い。 ●人通りも多く、賃料が高い。 ●平日・休日問わず人が集まりやすいが、固定客の獲得が難しいこともある。 |
③オフィス街 | ●オフィスが密集しているエリアで、日中や通勤時間帯のビジネスマンの人通りが多い。 ●土日や夜間の人通りは少なく集客が難しい。 ●賃料相場は駅前や繁華街と比較してやや低い傾向にある。 |
④住宅街 | ●人通りは少なく、落ち着いた雰囲気の店が多い。 ●競合性や賃料相場は低いが、駅から遠く集客が難しい。 ●「年配が多い」「高所得層が多い」などの住宅街の特性によっても客層が変わる。 |
予算
初期費用
敷金/保証金 | 賃料の6ヶ月分程度 ※小規模店舗では3ヶ月分、大規模店舗では12ヶ月分の物件もあり、オーナーによって幅が広い。 |
礼金/償却 | 賃料の1〜2ヶ月分 ※償却は、保証金のうちオーナーから返還されないものをいう。 |
仲介手数料 | 賃料の1ヶ月分 |
前家賃 | 契約当月分の日割り賃料+翌月1ヶ月分の賃料 |
保証会社加入料 | 賃料の0.5〜1ヶ月分 |
火災保険料 | 2〜3万円程度/2年契約 |
造作譲渡料 | 前テナントから買い取る内装や設備によって異なる |
敷金/保証金 | 賃料の6ヶ月分程度 ※小規模店舗では3ヶ月分、大規模店舗では12ヶ月分の物件もあり、オーナーによって幅が広い。 |
礼金/償却 | 賃料の1〜2ヶ月分 ※償却は、保証金のうちオーナーから返還されないものをいう。 |
仲介手数料 | 賃料の1ヶ月分 |
前家賃 | 契約当月分の日割り賃料+翌月1ヶ月分の賃料 |
保証会社加入料 | 賃料の0.5〜1ヶ月分 |
火災保険料 | 2〜3万円程度/2年契約 |
造作譲渡料 | 前テナントから買い取る内装や設備によって異なる |
賃料
●店舗ネットワーク:貸店舗探し・テナント物件専門情報サイト
居抜き物件orスケルトン物件
居抜き物件 | スケルトン物件 | |
---|---|---|
特徴 | 前のテナントの内装や設備をそのまま引き継いで利用する物件 | 前のテナントの内装や天井、設備等は全て撤去された物件 |
メリット | ●工事や設備にかかる費用が抑えられる ●出店までの日数が短縮できる | ●希望通りの内装や設備を実現できる |
デメリット | ●内装や設備が制限される可能性がある ●造作譲渡に関する確認や契約の手間がかかる | ●1から内装・設備工事等の手配を行うため、手間や費用がかかる ●工事期間が長く出店までに時間がかかる |
居抜き物件 | スケルトン物件 | |
---|---|---|
特徴 | 前のテナントの内装や設備をそのまま引き継いで利用する物件 | 前のテナントの内装や天井、設備等は全て撤去された物件 |
メリット | ●工事や設備にかかる費用が抑えられる ●出店までの日数が短縮できる | ●希望通りの内装や設備を実現できる |
デメリット | ●内装や設備が制限される可能性がある ●造作譲渡に関する確認や契約の手間がかかる | ●1から内装・設備工事等の手配を行うため、手間や費用がかかる ●工事期間が長く出店までに時間がかかる |
広さ
設備
営業時をシミュレーションし、必要な設備の条件を洗い出し、優先順位を決めておきましょう。
事前に決めておくと、物件の絞り込みもスムーズに行え、設備の不具合など、入居後のトラブルも防ぐことができます。
設備の条件を決めるときの具体的な項目は、以下を参考にしてください。
- 電気・ガス・水道・排気の位置・容量
- トイレや給湯室の配置
- 厨房エリアの配置・広さ
- 厨房設備の動作・性能
- 空調の有無・配置
- 照明の有無・配置 など
ステップ3.店舗物件を扱う不動産会社の協力を得て探す
- 非公開を含む幅広い物件情報から優良物件を紹介してくれる
- 店舗物件探しのノウハウを教えてくれる
- 物件探しの経験が豊富なため、スムーズに進めることができる
- 物件探しにおける勘違いや間違いを正してくれる
ステップ4.店舗物件を内見する
- フロアの形・内装・雰囲気
- 照明の位置
- 電気・ガス・水道・排気の容量・位置
- 空調設備の性能、新設の必要性
- 譲渡を受ける設備の動作・性能
- 漏水(履歴含め)
- 周辺環境・人通り・客層
- 周辺施設・競合店舗・同ビルの他テナントの情報
優良な店舗物件の探し方2つ
- 不動産会社と関係性を深める
- 店舗開業に詳しい専門家に相談する
不動産会社と関係性を深める
店舗の開業に詳しい専門家に相談する
- 内装・設備業者
- 店舗に関わる業者(機器や家具の販売・管理業者・仕入れ業者、食材卸業者など)
- 司法書士、税理士、金融機関
- 人材会社・採用支援会社
- 店舗開業・移転コンサル など
店舗物件を探すときの注意点5つ
- 1.ネット上の情報だけを頼りにしない
- 2.居抜き物件では譲渡物について事前に入念に確認する
- 3.居住用物件は店舗として利用できない
- 4.オーナーによって業態が制限されていることがある
- 5.契約期間が決まっている場合がある
1. ネット上の情報だけを頼りにしない |
---|
店舗物件探しでは、ネット上の物件情報だけを頼りにしてはいけません。 優良物件を探したいのであればなおさらです。 理由は以下の2つです。 ●ネットに公開されていない物件情報は、たくさんあるため、選択肢が狭まる ●優良物件ほど、ネットには公開されずに不動産会社やオーナーが持つ「既存の繋がり」から契約が決まる傾向にある |
2. 居抜き物件では譲渡物について事前に入念に確認する |
居抜き物件では、前テナントから引き継ぐ内装や設備(譲渡物)の動作・状態の確認を入念に確認しましょう。 物件の契約を締結し、引き渡しを受けたら、不具合があっても修理や交換は全て自分持ちになってしまうためです。 確認を怠ると、入居後の設備トラブルや、余計な改修費用が発生してしまうリスクがあるため、注意しましょう。 |
3. 居住用物件は店舗として利用できない |
居住用物件(マンションなど)を店舗として利用したい場合は、店舗利用が許可されているかどうかについて、オーナーまたは不動産会社に必ず確認しましょう。 マンションなどの居住用物件では一般的に、安全や防犯の面から、不特定多数の客が出入りする店舗の入居が禁じられているためです。 |
4. オーナーによって業態が制限されていることがある |
油汚れや煙がきつい中華料理店や焼肉店等の重飲食、または既存のテナントと業種がバッディングしている場合は、入居を拒否されるケースがあるため、注意しましょう。 |
5. 契約期間が決まっていることがある |
店舗物件探しでは、契約形態についてもしっかりと確認しておきましょう。 物件によっては、一定の契約期間以上は更新が認められない「定期借家契約」という契約形態をとっているケースがあるためです。 定期借家契約の場合は、契約期間が終了すると、更新はできず強制的に退去しなければならないこともあります。(「再契約」ができる場合もあるため、詳しくはオーナーに確認が必要です。) 一方、「普通借家契約」であれば、基本的には契約の更新が認められています。 |
1.ネット上の情報だけを頼りにしない |
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店舗物件探しでは、ネット上の物件情報だけを頼りにしてはいけません。 優良物件を探したいのであればなおさらです。 理由は以下の2つです。 ●ネットに公開されていない物件情報は、たくさんあるため、選択肢が狭まる ●優良物件ほど、ネットには公開されずに不動産会社やオーナーが持つ「既存の繋がり」から契約が決まる傾向にある |
2.居抜き物件では譲渡物について事前に入念に確認する |
居抜き物件では、前テナントから引き継ぐ内装や設備(譲渡物)の動作・状態の確認を入念に確認しましょう。 物件の契約を締結し、引き渡しを受けたら、不具合があっても修理や交換は全て自分持ちになってしまうためです。 確認を怠ると、入居後の設備トラブルや、余計な改修費用が発生してしまうリスクがあるため、注意しましょう。 |
3.居住用物件は店舗として利用できない |
居住用物件(マンションなど)を店舗として利用したい場合は、店舗利用が許可されているかどうかについて、オーナーまたは不動産会社に必ず確認しましょう。 マンションなどの居住用物件では一般的に、安全や防犯の面から、不特定多数の客が出入りする店舗の入居が禁じられているためです。 |
4.オーナーによって業態が制限されていることがある |
油汚れや煙がきつい中華料理店や焼肉店等の重飲食、または既存のテナントと業種がバッディングしている場合は、入居を拒否されるケースがあるため、注意しましょう。 |
5.契約期間が決まっていることがある |
店舗物件探しでは、契約形態についてもしっかりと確認しておきましょう。 物件によっては、一定の契約期間以上は更新が認められない「定期借家契約」という契約形態をとっているケースがあるためです。 定期借家契約の場合は、契約期間が終了すると、更新はできず強制的に退去しなければならないこともあります。(「再契約」ができる場合もあるため、詳しくはオーナーに確認が必要です。) 一方、「普通借家契約」であれば、基本的には契約の更新が認められています。 |